若い時も大人になった今でもニキビがあるとテンションが下がり、鏡を見るたびため息がでます。
中学生くらいから少しづつ気にする子が出てきます。
男女問わず思春期の代表のお悩みの一つ。
そう、大人になってもニキビはできます。
今日は詳しくニキビについてと
最後にはメイクでのニキビの隠し方についてもお伝えしていきますね。
◆ニキビ(尋常性ざ瘡)の原因
男性ホルモンの影響・ストレス・不規則な生活習慣・食生活などによって皮脂分泌が原因の1つ。
出来やすい人は毛穴の角質が硬くなりやすく、毛穴がつまりやすい傾向がある。
思春期の頃は特に皮脂分泌が増えると毛穴に皮脂がたまってしまい、非炎症性丘疹(白ニキビ)が形成されやすくなる。
その白ニキビがアクネ菌に感染・増殖し、炎症反応が引きおこり、腫れや痛みを伴う炎症性丘疹(赤ニキビ)になる。
◆ニキビができかた
▷正常の肌
〈原因〉正常な皮膚は毛穴の出口が開いている
〈お手入れ〉
しっかり保湿、バリア昨日のある角層を育てる。皮脂が多い時は洗顔ノンコメドジェニック化粧品、皮脂の参加を防ぐビタミンC誘導体配合の化粧品がおすすめ
▷角質肥厚
〈原因〉
汚れを放置したり、洗顔などのやりすぎで、毛穴部分の角層が厚くなり毛穴が詰まる。またホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になる。
〈お手入れ〉
ニキビ肌用の洗顔・スキンケアを使う(皮脂抑制・角質柔軟・抗炎症・殺菌効果)毛穴の詰まり(AHA、サリチル酸、ピーリングなどの角層ケア化粧品など)
▷白ニキビ
〈原因〉
毛穴の出口部分が塞がれる皮脂がたまり、アクネ菌が増殖し、皮脂が酸化すると黒ニキビになる。
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▷赤ニキビ
〈原因〉
毛穴内に炎症が起こり毛穴まわりが赤く腫れる。毛穴の中や周りに白血球が集まり、アクネ菌を攻撃。悪化して膿を持つと黄ニキビ(膿ほう)になる。
〈お手入れ〉
触らず、皮脂だけ優しく洗顔で取り除く。炎症がおこっている状態なので皮膚科で相談し、抗炎症や殺菌効果の成分のある化粧品を使ってケアする。洗いすぎはかえって刺激を受け、逆効果になることがあるので注意が必要。
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▷クレーター
〈原因〉
炎症が進むと毛穴の壁が壊れて広がることも。炎症が強すぎるとみかんの皮ようなボコボコとした凹みができ、あとが残る。
〈お手入れ〉
化粧品でケアは難しい。医療機関でケミカルピーリング、レチノイン酸の塗り薬、レーザーを使ってターンオーバー促進する。
みかんの皮のようにボコボコとした凹凸になる
◆ニキビの予防法
まずニキビはできてからでは治すのが大変です。なにより予防が大切。日頃からケアを欠かさず、バリアを保ち続けるように正常な肌を保つようにしましょう。そのための方法をお伝えします。
①洗顔
強く擦ったり刺激を強く入れすぎず、優しく余分な皮脂はしっかり洗い流す。基本朝夜1日2回で十分、洗顔後は化粧水などの保湿ケアもしっかり行う。洗い過ぎないように。
②ニキビ予防化粧品を使う
皮脂を抑える効果のある成分、ニキビの炎症を抑える効果のある成分、アクネ菌の殺菌効果、角質柔軟作用のある成分のあるニキビに特化した化粧品でケアする。
③油分の少ないものやノンコメドジェニックの化粧品を使う
アクネ菌は油分をエサとして繁殖するので、エサとならない油分の少ないケア用品を使う
④ターンオーバーの乱れを正常にする
バリア機能を正常に保つため、保湿を行う。その上で毛穴が気になるところを部分的に綿棒でピーリングし余分な角質をためないようにする。
⑤しっかり睡眠をとる
睡眠不足になると免疫力の低下につながり、ニキビもできやすくなるので規則正しく、ホルモンバランスを整えることが大事。
⑥サプリメントをとる
ビタミンB2・・脂質の代謝
ビタミンB6・・脂肪分解をコントロール
ビタミンA・βカロチン・・炎症を防ぐ
これらの成分のある食事を積極的にとる、足りない場合はサプリで。
⑦便秘にならない
便秘もニキビを悪化させます。食物繊維が多く入った食事や水分を多くとり、規則正しい生活を心がける。
*ニキビができる前兆があったら早めにニキビ用の軟膏を塗ると後に長引かず、最小限で済むのでなるべく早めに皮膚科で見てもらうようにしましょう。
◆ニキビができてしまった時の注意点
①つぶさない
炎症を起こしたニキビをつぶすと雑菌が入り、化膿する可能性がある。
気になるけど絶対つぶさない!鉄則です。
②過剰な洗顔はNG
ゴシゴシ洗ったり、擦ったりはNG
乾燥を招き余計に皮脂が分泌されることになるので泡だてて優しく洗う
③髪が触れないように
髪の毛が刺激となったり、髪についたヘアオイル等で悪化する原因に。
④触らない
手には目に見えない雑菌がたくさん。ニキビが悪化する原因に。
⑤刺激を与えない
強めのマッサージやパックやピーリングなど強めの刺激になるものは避ける
⑥油分は避ける
リキッドファンデーションやオイル系の美容液やバーム等は毛穴を塞ぎやすく詰まりやすくなるので避ける
◆ニキビ跡のお手入れ方法
▷治ったのに赤みだけ残ってしまったら。。
ビタミンC誘導体や抗炎症効果のある成分が入った化粧品やイオン導入が効果的
▷シミが残ってしまったら。。(炎症後色素沈着のシミ)
日焼けするとさらに消えにくくなるので紫外線対策をしっかりし美白化粧品やピーリングがおすすめ。
▷クレーターが残ったら。。(ニキビ後の凹凸)
化粧品でなおすのは難しい。医療機関でケミカルピーリングやレチノイン酸の塗り薬、レーザーを使った治療が有効
◆大人ニキビと若いころのニキビは違う
冒頭で大人になってもニキビはできるとお伝えしました。
同じニキビでも違いがあります。
▷若い頃のニキビ
・年齢・・10代
・できやすい場所・・
Tゾーンが中心。鼻やおでこなどの皮脂量が多い部分を中心に顔全体にできやすい
・時期・・春〜夏(皮脂分泌が多い季節)
・原因・・まさに過剰な皮脂分泌
・対策・・
思春期ニキビ用化粧品やニキビ用治療薬
アクネ菌に働きかける 過剰な皮脂を取り除く 厚くなった角層をはがす 炎症を抑える 肌を清潔にたもつ
▶︎大人ニキビ
・年齢・・20代以降
・できやすい場所・・
顔の下半分が中心。頬、フェイスライン、口周り、あごなどの顔の下半分が中心 乾燥肌にできやすい
・時期・・季節問わず
・原因・・ストレスや不規則な生活、睡眠不足などの生活のあらゆることが影響
・対策・・
大人二キビ用化粧品
炎症を抑える 皮脂をとりすぎない 十分な保湿ケア 厚くなった角層をやわらかくする
◆メイクでのニキビの隠し方
▷凸感のあるニキビ
〈対策〉
① ニキビ周辺だけをコンシーラーブラシを活用しなだらかに整えましょう。ニキビは手で触るとさらに悪化も招くので清潔なブラシを使いましょう。
② ニキビよりふたまわりほど大きめにコンシーラーをなじませて、肌との境目をできるだけなだらかにしましょう。丁寧に優しく。
③ 表面を軽くパウダーで押さえる。コンシーラーはニキビ跡が残らないようにできればビタミンC誘導体などの成分が入ったものを選ぶとよい。
【まとめ】
ニキビは放っておくとどんどん大きくなり、悪化すると、消えなくなりクレーターになると跡がずっと残ってしまう場合もあります。ニキビができそうだなぁと思ったらすぐにスキンケアを見直しニキビ用治療薬を使い悪化させないように気をつけましょう。
もしニキビができて目立ってしまったら、メイクで上手に消しましょう。まずは清潔が一番!触らないを徹底しましょう。
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